「幸福とは何か?」を考える30日チャレンジ。
5日目の今日は、アリストテレスが考えた「徳(アレテー)」について学びます。
これまでの4日間で、自分にとっての幸せについて考えてきました。
現時点での自分の答えは、
「好きな人と行動や挑戦を共にできる状態」
です。
そして、その状態を実現するために、健康・人間関係・お金・資産という4つのダイヤモンドを磨いています。
Day4では、自分が今、時間を使って取り組んでいることについても考えました。
その一つが、AIとの対話です。
AIとの対話を通じて知識を得て、自分の考えを整理し、成長する習慣を身に付けたい。
そして、バイト以外の収入を得て、将来はカラオケ居酒屋の経営や、仲間との街づくりにも挑戦したい。
そんな自分にとって、「徳」という考え方は何か役立つのでしょうか?
今日は、それを考えてみます。
■ アリストテレスが考えた「徳」とは?
アリストテレスの『ニコマコス倫理学』では、「徳(アレテー)」が重要なテーマになっています。
徳という言葉を聞くと、道徳的に正しいことをする、立派な人間になる、といったイメージがあるかもしれません。
しかし、アレテーには「卓越性」や「優れたあり方」という意味もあります。
つまり、単に善人になるという話だけではありません。
ある能力を適切に発揮し、そのものにふさわしい働きをすることにも関係しています。
例えば、楽器を演奏する人なら、練習を重ねて演奏の技術を高める。
料理をする人なら、経験を積んで美味しい料理を作れるようになる。
人と関わる人なら、相手の立場を考え、誠実に接する力を身に付ける。
このように、何かをよりよく行えるようになることを考えると、徳という言葉の意味が少し理解しやすくなります。
アリストテレスは、知性に関わる徳と、人柄や性格に関わる徳を区別して考えました。
そして、人柄に関わる徳は、繰り返し行動することによって身に付いていくと考えました。
参考:"アリストテレス『ニコマコス倫理学』第2巻" (https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.01.0054%3Abook%3D2)
■ 知識を得ることと、能力を身に付けることは違う
この考え方を知って、今の自分の取り組みについて考えました。
自分は、AIとの対話を通じて、さまざまな知識を得ています。
哲学を学ぶ。
お金について学ぶ。
AIアプリの制作方法を学ぶ。
収入を増やす方法を考える。
しかし、知識を得ることと、その知識を使えるようになることは違います。
例えば、アフィリエイトについて学んでも、実際に商品を紹介し、収入につなげる行動をしなければ、収入は生まれません。
AIアプリの作り方を学んでも、実際に制作して公開しなければ、使ってもらえるかどうかはわかりません。
人間関係について学んでも、相手と実際に関わり、関係を育てなければ、仲間とのつながりは深まりません。
つまり、
知識を得ることは大切ですが、知識を行動に変え、経験を積むことも大切なのです。
この考え方は、今後の成長習慣をつくるうえで、意識していきたいと思いました。
■ 徳は、繰り返しの行動によって身に付く
アリストテレスは、人柄に関わる徳は、習慣によって形成されると考えました。
例えば、勇気について考えてみます。
最初から何事にも恐れずに行動できる人ばかりではありません。
不安を感じながらも、状況を考え、必要な行動を選ぶ経験を重ねることで、少しずつ勇気ある行動ができるようになるかもしれません。
誠実さも同じです。
一度だけ誠実に振る舞えば、それで誠実な人間になれるわけではありません。
日々の行動の中で、相手に誠実に接することを繰り返すことで、その姿勢が自分の習慣になっていきます。
これは、自分が身に付けたいと考えている「成長する習慣」にもつながります。
知識を得る。
小さく行動する。
結果を記録する。
振り返って改善する。
この繰り返しによって、知識だけではなく、行動する力も身に付いていくはずです。
もちろん、繰り返せばどんな行動でもよい習慣になるわけではありません。
何のために行動するのかを考え、結果を振り返り、必要に応じてやり方を変えることも大切です。
■ 自分が望む幸せのために、どんな力を身に付けたいのか?
ここで、自分が望む幸せに立ち返ってみます。
自分が目指しているのは、
「好きな人と行動や挑戦を共にできる状態」
です。
そのためには、どんな力が必要になるのでしょうか?
例えば、カラオケ居酒屋を経営するなら、
・お店を運営するための知識 ・収支を管理する力 ・お客さんや仲間と良好な関係を築く力 ・問題が起きたときに解決策を考える力
などが必要になりそうです。
仲間と街づくりをするなら、
・仲間の考えを理解する力 ・自分の考えを伝える力 ・異なる意見を調整する力 ・長期的な計画を立てる力
なども役立つでしょう。
こうして考えると、成長することは、それ自体を目的にするだけではなく、自分が望む未来を実現するためにも役立ちます。
ただし、今挙げた能力をすべて一度に身に付ける必要はありません。
必要なことを一つずつ学び、実際に試していけばよいのだと思います。
■ 「立派な人間になること」を目標にする必要はあるのか?
ここで、もう一度、自分の考えを確認します。
自分は今のところ、「よく生きること」を目指したいとは思っていません。
目指しているのは、あくまでも「幸せな状態になること」です。
アリストテレスは、徳を幸福と深く結び付けて考えました。
しかし、自分がその考えをそのまま人生の目標にする必要があるかどうかは、まだわかりません。
例えば、自分が望むカラオケ居酒屋を実現するために、経営の知識や人との関わり方を学ぶ。
仲間と街づくりをするために、計画を立てる力や協力する力を身に付ける。
こうした行動は、自分が望む幸せを実現するために役立つと考えられます。
その結果として、自分の能力や人柄が磨かれていくこともあるでしょう。
でも、それは「立派な人間になること」を直接の目標にしているからではありません。
自分が望む人生を実現するために必要なことを学び、行動しているのです。
自分にとって大切なのは、成長すること自体にとらわれず、何のために成長したいのかを忘れないこと。
この視点は、これからも大切にしたいと思います。
■ 4つのダイヤモンドとのつながり
今回の「徳」という考え方を、4つのダイヤモンドにも当てはめてみます。
健康。
身体の状態に合わせて、無理のない運動や生活習慣を積み重ねる。
人間関係。
相手を尊重し、約束を大切にし、仲間との関係を少しずつ育てる。
お金。
収入と支出を把握し、生活を自分で支えられる状態を目指す。
資産。
将来の自分を楽にするために、知識や経験を積み重ね、資産を育てる。
これらは、単に数値を増やせばよいというものではありません。
自分が望む幸せにつながるように、それぞれを適切に扱える力も身に付けていきたいと思います。
そして、体調や生活の状況に合わせて、できることを少しずつ続けていきます。
■ 今日の問い
今日の学びから、自分自身に次の問いを投げかけます。
① 自分が望む幸せな状態を実現するために、どんな能力が必要だろうか?
② 今の自分が持っている能力と、これから身に付けたい能力は何だろうか?
③ 知識を得るだけでなく、実際の行動に変えられているだろうか?
④ 成長するために繰り返している行動は何だろうか?
⑤ 自分が成長することは、好きな人と行動や挑戦を共にする未来に、どうつながるだろうか?
■ 今日の一歩
今日の一歩は、
「自分が望む未来に必要な能力を一つ選び、小さく行動する」
です。
例えば、カラオケ居酒屋の経営に必要な知識を一つ調べる。
バイト以外の収入につながりそうな行動を一つ進める。
仲間と一緒に挑戦するために、必要なことを考えて記録する。
こうした行動を、専用のプロジェクトなどで記録し、少しずつ積み重ねていきます。
自分は、カラオケ居酒屋の実現に必要なことを調べ、記録していくプロジェクトを始めることにしました。
一度調べて終わりではなく、学んだことを実行に移し、結果を振り返りながら改善していく。
その積み重ねが、夢の実現に近づくための経験になっていくと思います。
■ 今日のまとめ
今日、アリストテレスの「徳(アレテー)」について学びました。
そこで考えたのは、
知識を得るだけでなく、行動を繰り返すことで、自分の能力や習慣を磨いていくことが大切なのではないか。
ということです。
自分が目指すのは、あくまでも「幸せな状態になること」です。
好きな人と行動や挑戦を共にする。
そのために必要な知識を得る。
実際に行動する。
経験から学び、改善する。
この繰り返しによって、自分が望む未来に近づいていきたいと思います。
アリストテレスの考え方を学ぶことは、自分の人生を見直すきっかけになります。
ただし、学んだことをすべてそのまま受け入れるのではなく、自分の目的に照らし合わせながら、役立つものを取り入れていきます。
■ 今日の一言
「成長すること」を目的にするのではなく、「望む幸せを実現するために成長する」。
30日チャレンジは、まだ5日目。
学んだことを知識だけで終わらせず、少しずつ行動に変えていきます。
明日は、アリストテレスの「中庸」という考え方について学びます。
今日も、一歩進みます。